幽霊と夢 [Occult]

人の気配を感じるメカニズムはどういったものなのでしょうか?
たとえば目を瞑っていても人が近づいてきたら、多くの場合、わかると思います。
それは体温、息遣い、風の流れといったものだろうと想像できます。
あるいはなんらかの脳が引き起こす錯覚かもしれませんが、
その場合は、その錯覚を起こすまだ解明されていない何かがあるのかもしれません。

ところで私は、子供の頃、怖い夢を見て目を覚ますと、
部屋の中の暗闇から人の気配を感じたことがあります。
この気配は一体何から生じたものなのでしょうか。
体温や息遣いといったものは何もなかったのに、
闇から人の気配を感じた私は掛け布団の中にもぐり、気配が消えるまで隠れ続けたのです。

恐怖が生み出した幻想だと言ってしまえばそこまでですが、
恐怖が何故、人の気配を産み出すのでしょうか。
大昔、暗闇からの敵を警戒した人間の本能でしょうか?
その敵とは、常識的に考えれば獣や敵対する人間だとは思いますが、
それ以外の、闇に潜む何かがいなかったとは言い切れません。

それらはもう現世には存在しませんが、夢の中には存在していて、
時々、目が覚める時、一緒に現実についてきてしまうのです。
私が子供の頃、感じた気配の主は、今もこの世のどこかを彷徨っているのかもしれません。
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DVDとデジタルカメラに幽霊はいない [Occult]

リングのお話をしてくださいませんこと?
続編の話はどれも一切禁止ですわよ
by お名前(必須) (2018-08-19 14:16)

いま見てもちょっぴり怖かった気がする、
そんな作品です。貞子の出番があまりないからでしょう。
幽霊の出番が増えれば増えるほど、
ホラー作品は怖くなくなるという法則通りと言えます。

しかし、リングというホラー作品の演出がいかに優れていたとはいえ、
DVDや配信サイトが中心の現在に発表されたとしても、
それほどの反響は得られなかったでしょう。
やはり、ビデオという媒体の全盛期、
そしてオカルト番組全盛期の世紀末、
二つのタイミングが合わさったことにより、
日本ホラー映画の原点ともいえる作品になったのでしょう。


ビデオというメディアは、不思議なものです。
なかに何が入っているかわからない怖さがあります。
おそらく簡単に上書きできてしまうところが原因でしょう。
当時はレンタルビデオというシステムが一般的でしたし、
それに知り合い間での貸し借りもありました。

間違い、あるいは故意により中身が変わっている、
あるいはラベルがないから、見てみるまで中身がわからないということも多く、
そういった経験が、呪いのビデオの存在に対する
リアリティを増幅させたのですか?(よくわかんない)
ともかく爪は折っておきましょう(死語)。

あとビデオは黒くてビロビロしてるところがホラーです。
分解して遊んでたら、物凄いことになりました。
それに画質が悪いところもホラーです。
幽霊は高画質には耐えられませんので。
アナログ放送が終わってから、
ネットの低画質動画にばかり出演していることからも明らかでしょう。


いま、リングをリメイクするとしたら、
ダークウェブにあるような違法動画が題材になると思います。
しかしビデオと違い、拡散数が桁違いです。
貞子は、数百数千万のビデオ視聴者を一々睨み殺しに行かなければなりません。
ちょー大変ですね(続編のやり方だったら簡単ですが)。

一作目を初めて見た当時も思っていたのですが、
テレビなどで放送し、百万人くらいで同時にビデオを見たとしたら、
百万人の貞子がビデオから出てきて、百万人を同時に殺すのでしょうか?
核爆弾みたいな殺傷能力にも関わらず、環境への影響もゼロです。
ロシア辺りが兵器として研究すると思います。

しかし、なぜ自分の身すら守れなかった奴が、
そんな神をも超えていそうな力を、死後行使できるようになるのでしょう?

私は、超能力者が、死後物凄い力を持つ幽霊になるという理屈が理解できません。
生きている人間の方が強いに決まっています。
だって幽霊には肉体がありません。
いったい何処からエネルギィを持ってくるというのですか?
毎日三食食べている人と、恨みつらみを啜ってるだけの人、
さて、どちらが強いでしょうか?

そもそも関係ない人を殺す、そのメンタリティが意味不明ですよね。
幽霊というものは、論理的思考能力がないのでしょうか。


そろそろ気が付きましたか?
別に、今更リングについて書くことなんてないのですよ。
私は映画を見たことはありますが、原作を読んだことはありませんしね。

リング (角川ホラー文庫)

リング (角川ホラー文庫)

  • 作者: 鈴木 光司
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1993/04/22
  • メディア: 文庫


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本当にはなかった怖くない話 [Occult]

私は幽霊を見たことがありません。
サンタクロースも見たことがありません。
幽霊を見たという話のほとんどは創作、あるいは見間違い、勘違いでしょう。

そういう勘違いを超常現象と呼び、
見間違った影、幻覚を幽霊と呼べば、
超常現象も科学的ですし、幽霊も存在することになり、
フィクション中の出来事でしかなかった怪談が、
ぐっと身近な存在になったり、ならなかったりします。

ただ暗がりに幽霊を出し、登場人物に叫ばせるだけで、
論理的考察が可能な余地を残していない怪談は、単なるホラ話です。
受け手の99%が創作だとわかっているとはいえ、
もうちょっとなんとかならないものかと思います。


単なるホラ話から脱却し、ホラーなホラ話に昇華するには、
自分の身にも起こるかも……と思わせることが重要なのです。
平凡な日常にふっと入ってこられるだけのリアリティと、
実際に起きたら凄いイヤなパラノーマルを両立しなければいけません。

私が子供の頃に怖いと思った怪談は(いまはちっとも怖くありません)、
聞いたら(読んだら)幽霊がやってくる系(呪われる)の怪談でした。
あまりスマートなやりかたではなく、リアリティもありませんが、
不思議と日常に入り込むことには成功しています。

とはいえ、この手の怪談を怖がれるのも一二度だけです。
なぜなら、言うまでもなく幽霊はやってこないからです。


となると、別の方法でリアリティを演出しなければいけません。
手っ取り早いのは原因を探すことです。
原因(誰彼が亡くなった、殺された)に事実を持ってくれば、
結果(幽霊が出る、精神病になった)に説得力がでるのです。

しかし、現代の怪談の多くは、
創作の中の事実(土着の神さまとか、村の謎風習とか)を
基に作られていることが多いので、二重の創作で本当に嘘っぽくしあがっています。
長い怪談に限ってつまらない理由がここにあります。
短い怪談の、通り魔的に遭遇する幽霊の方がよほど怖いです。

本当にあったとか、呪われるとか、山には絶対行くなとか、
余計な説明、脅迫はせず、すっと不思議な話をして、すっと去る。
そういうのがcoolでかっこいいのです(なんの話だったかしら)。
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宇宙人の幽霊 [Occult]

私は、いまでこそ孤独なミステリィ小説好きですが、
実は以前はホラー小説が好きでした。
好きというか……、そう思い込んでいただけというか。

私がなぜホラー小説を読んでいたかというと、
怖がりたかったから、というわけではまったくありません。
ホラー小説を読んで怖いと思ったことは、
憶えている限りでは一度もありません。

幽霊は、いたら楽しいですが、いなくても特に問題のない、
いわばサンタクロースのようなもので、
怖いとか、怖くないとか、そういうものではないのです。
どちらかというと宇宙人の方が怖いです。

そう、宇宙人は怖いのです。
幽霊には実体がなく、あったとしてもきっと掃除機で吸える程度のものでしょうが、
宇宙人は間違いなく実体があり、きっと超科学兵器を使ってくるので、
さすがの私でも、おそらく捕らえられ、謎の金属物質を埋め込まれてしまうでしょう。

こんな風に考えてしまうのは、
世紀末にやっていたテレビ番組のせいでしょう。
特命リサーチ200Xとか、Xファイルとか、
そんな感じのテレビばかり見ていた原萩子ちゃんは、
現在、白百合学園に通う中学二年生です。

冗談も休み休み言え、と母も申しておりましたので、
今日はこのくらいにで小休止とし、続きはまた今度。
なんの続きかは私もよくわかりませんが、ホラー小説の話を書きます。
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人の気配 [Occult]

一メートル後ろに人間が立っている。
私たちは、それに気付くことができます。
気付けない人もいるかもしれません。
では五十センチならどうでしょう?
それでも、まだ気付けない人がいるかもしれません。
気付くまで、略。

背中に目が付いているわけではないのに、
人はなぜそれに気付くことができるのでしょうか?
可能性として考えられるのは、まず影です。
これは説明不要でしょう。

次は音です。
呼吸音、衣擦れ……意識しても消せない音というものがあります。

その次は匂いです。
はっきりと分かるほどの匂いでなくとも、
無意識的に他者の匂いを感じ、人の存在に気付くことがあるのかもしれません。

最後は、温度です。
自分以外の存在が、こうなんというか、
周囲の温度を変えているのを感じるというか……。

あとは風の流れでわかるとか……。


では、これら以外で人の気配に気付くことがあるとすれば、
それは一体なんなのでしょうか?
たぶん気だと思います。


私は子供の頃、とても恐ろしい夢を見ました。
今でもはっきりと覚えています。

気が付くと、私は真っ暗な部屋の中にいて、目の前には鉄の扉。
その扉の中ほどには、郵便受けほどの大きさの四角い穴があり、
赤色の光が漏れてきていました。私は恐る恐る、その穴を覗きました。

扉の中には真っ黒な人間が何人も詰まっていました。
顔も体も真っ黒な、輪郭すらあやふや人間?たちが、
真っ赤な光で満たされた(光源は不明)タイル張りの部屋に並び、
こちらをじっと見つめていたのです。
真っ黒な人間たちの顔は真っ黒なので、目があるかどうかもわからないのですが、
なぜかそれがわかりました。

私は慌てて扉から離れました。
そして早くここから出なくては。
つまり夢から覚めなければいけないという焦燥感に駆られました。
真っ黒な人間たちが、こちらに向かって来ようとしている、そんな気がしたからです。

私は目を固く瞑りました。
悪夢から目覚めたいときに、昔からよくやっていたことです。
目を瞑り、体を縮めて蹲り、ずっとずっとそうしていると、
周囲に人の気配を感じ始めました。
真っ黒な人間たちが部屋に入ってきたのかもしれません。
しかし扉が開いたような音はしません。

目を開けて確認したいところではありましたが、
確認することで、真っ黒な人間たちが実体を持って襲ってくる気がして、
どうしても目を開けることができませんでした。

目を瞑ったまま我慢を続けていると、突然に目が覚めました。
オレンジ色の常夜灯がついた、いつもの寝室です。
真っ暗な悪夢の部屋は、もうどこか遠くに行ってしまったようでした。
しかし額には汗、心臓は激しく音を鳴らし続け、恐怖は治まりません。

私は悪夢の時と同じように固く目を瞑りました。
そして身体を丸め、布団の中に潜り込みました。
布団の中で聞こえるのは、呼吸音、衣擦れ、心臓の音のみ、
匂い、温度、風も布団に遮られ、外の様子は一切わかりません。

それなのに、私は、布団の外に、明らかな人の気配を感じました。
あれは一体なんだったのでしょうか?

たぶん気のせいだと思います。

あ、そうそう。
私はいつからか悪夢を見なくなりました。
悪夢をいやらしい夢に変換できるようになったからです。
いやらしい夢から目覚めると、わりかし発情していますが、
別に現実に気配がついてきたりはしません。まあ夢なんて所詮そんなものです。
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うろ覚えくねくね [Occult]

うろ覚えコトリバコ
http://inunekomushi.blog.so-net.ne.jp/2016-11-26



登場人物
原萩子・・・・・・・・都会から田舎に行くことに定評のある美少女肉便器
萩子の兄・・・・・・・兄

本編
パターンが多すぎるので、何が何やらよく覚えていないのですが、
なんとなく雰囲気で書いてみましょう。

これは小さい頃(今でも十分小さいけれど)、
萩子の母方の祖父の家がある田舎(どこなのだよ)に帰省した時の話です。

基本的にTOKYO JUNGLE暮らしである原萩子とその兄は、
田舎というものが大嫌いなのですが、
話の都合上、真夏だというのに外に遊びに出かけました。

「都会に比べ、空気が美味しい」などの、
そういった田舎者が生み出した定型文を読み上げつつ、
私たちは、出口を求めて田んぼの周りをぐるぐるしました。

しばらくそうしていると、萩子の兄が急に立ち止まり、田んぼに指を向けました。
「どうかしましたの?」と誰かが言いました(まあ私でしょう)。
兄の指差す先を見ると、白い人のようななにかが、
くねくねと踊るように動いているのが目に留まりました。

常識的に考えれば案山子でしょう。
本格的に考えれば暗黒舞踏の練習をしている人でしょう。
科学的に考えれば陽炎でしょう(田んぼにできるの?)。
冗談はさておき、熱中症でしょう。早く家に帰った方がいいと思います。

ともかく兄は、その白いのが気になってしかたがないらしく、
何処からともなく双眼鏡を取り出し、白いのに向けてしまいました。
すると兄の顔色はブルーマン・グループに加入できるほど悪くなり、
しまいには昏倒してしまいました。

ここまで書いて気がつきましたが、
これ、つまらない方のくねくねですね。

便乗怪談ではなく短い方がオススメです。
くねくねを読んだことがない人(いないと思う)は、そちらを読みましょう。

何はともあれ、私が皆さんに伝えたいことは、

熱中症には気をつけよう!

ということです。
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長すぎ怪談撲滅部 [Occult]

あんた(フォロワー数)一人で「部」なのか?

という声が聞こえてきますが(幻聴)、
とにかく私は長すぎる怪談がキライなのです。
どれくらいキライかというと、六年ブログをやっているのに、
ついったのフォロワー数が一人だったことぐらいキライです(案外根に持つ)。

話を戻します。
そもそも怪談が長いことに、いったい何の効果があるのでしょう?
少なくとも私の読む気を削ぐ効果はありそうですが……。


真面目に考えてみましょう。

まず騙り手の人となりや人間関係を、余さず書くことが可能です。
しかし、そのほとんどが浮かれた学生か、ただの会社員なので、
そんなことをする必要性は、まるで感じません。

次につまらない独白を書くことが可能です。
「いや、その時の貴方の気持ちなんてどうでもいいですから。
 体験した現象を淡々と書いてください」
なんて決して思ってはいけません。

仲間たちとの愉快な日常会話も書けます。
これには怪談のリアリティを高める効果が、無いです(あっ無い……)。
日常会話を一々覚えているなんて、非現実的だと思いません?

現れた怪物の容姿を、詳細に描写することもできます。
そんな冷静に観察できるのなら、いっそ写真でも撮ればいいと思いますけど。
しかし都合よくカメラは壊れるものです(しみじみ)。

怪物の行動を、効果音などで、おどろおどろしく表現できます。
しかし、自らが鬼のように怖い目にあったのに、
他人事のようにエンタテインメントに出来るのは凄いと思います。
ガリガリガリガリガリガリガリガリ(迫真)
一日に二万文字打つ必要でもなければ、こういった水増しは止めましょう。


と、まあこんなところでしょうか?
ちなみに表題の部は、特にこれといった活動をしていません。
実在もしません。ちょっと書いてみただけです。

撲滅したい程、糞長怪談くんを憎んではいません。
ただキライというだけです。ついったのフォロワー数が一人だったことぐらい(ぶつぶつ)。
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これは私が実際に体験した話です(大嘘ロングビーチ)。 [Occult]

体験したという体で始まる怪談はどうにも嘘っぽい。
とても客観的に話せるような内容ではないことを、
他人事のようにドラマチティックに演出して語っているからね、しょうがないね。
そういうわけで、私が推奨しているのは、
「これは友達から聞いた話です」と始める方法です。
これも嘘っぽいじゃないか! いい加減にしろ!

しかし「実際に体験した話」の嘘っぽさが
「実際」の部分にあるのに対し、
「友達から聞いた話」の嘘っぽさは、
「友達」の存在の部分にありますねぇ!

つまり怪談が実際にあったとは言ってないのでセーフ。
自分が体験した話というわけでもないから
他人事っぽく語っても大丈夫だし、
多少、話を盛っても不自然ではないし、
おまんこ中出しOKだし、本当だよ。

そもそも友達の友達って存在自体がちょっと怖いよね。
存在の不確定さが、ミステリアス巴里で不気味。
これをFriend of a Friend(F.C.O.H.)という。

【PS4】真 流行り神2

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  • 出版社/メーカー: 日本一ソフトウェア
  • メディア: Video Game


お太い(上品)コメント返信コーナー
エイラをかえして
by お名前(必須) (2017-01-28 00:59)

しょうがねえな~(悟空)
来月には変えるね(元に戻すとは言ってない)。

うろ覚えでないオカルティックな返信 [Occult]

最後まで読んだら悪寒が止まらなくって体温が20℃まで下がった、訴訟。
by 雪だるま (2016-11-28 23:07)

雪だるまの体温が20℃もあったら溶けてしまいますよ。
それはさておき、
自己責任系の怪談、つまり「読んだら呪われる」話というのが、
一体どのような原理で人を呪っているのかを考えたことはありますか?
私は考えたことありません。
でも地縛霊がどうやって人を呪っているのかを考えたことはあります。

「呪いとは幽霊による憑依現象である」と仮定した場合の話をしましょう。
Aという人間が、地縛霊によって作られた心霊スポットに行き、地縛霊に憑依されます。
憑依された=呪われたAさんは、帰宅後、霊の影響を受け、お腹を壊したりします。
ここまでの理屈は(幽霊が実在するかどうかはともかく)理解できますね?

ここで普通の怪談にはあまり無い要素を追加します。
Aさんとは全く無関係のBという人間を登場させます。
Aさんが家で呪いで苦しんでいる最中、
Bさんは、Aさんが呪われた心霊スポットに行きます。

ではクエスチョン。Bさんは果たして呪われるのでしょうか?
1.呪われる(幽霊は分裂する)
2.呪われない(幽霊は分裂しない)
答えは無いです。あしからず。

行くと絶対呪われる心霊スポットを、世界各国から集まった無関係な一億人が探検します。
誰が呪われるのでしょうか? 魅入られた(便利な言葉です)人間でしょうか?
選ばれた一人はお腹が痛くなったりします。なんて不幸なのでしょう。
ちなみに選ばれなかった内の何人かも、
交通事故にあったり、入院したりと、幽霊に関係なく不幸な目にあったりするのです。
可哀そうですね。


何をして遊んでいたんですかね…??
by 無能 (2016-11-28 23:05)

とぼけちゃってぇ(ねっとり)


「地下の井戸」についてはどう考えてるのか知りたい。
by お名前(必須) (2016-11-28 06:17)

どうも考えていませんが、読んだことはあります。
感想は「平山夢明っぽい話」といったところでしょうか。

旧日本軍やナチス(ファシスト党も仲間に入れて欲しいです)は、大戦末期色々試していたそうなので、
こういった創作話に利用されることが多いです(流行り神でも見ました)。
裏社会、いわゆるYAKUZAもオカルト創作ではよく見かけます。

それはさておき(口癖)、地下の井戸について私の考えをお話します。
この怪談は、田舎の集落を舞台にした差別助長系怪談などと同じ、
大多数の人間にとって無関係な怖い話なのです。
例えば、リオオリンピックの時、ブラジルで日本人が強盗に遭っていましたが、
私は恐怖を感じることはありませんでした。だって私は行きませんよ、ブラジルになんて。
それと同じことで、私は地下の井戸の化け物に恐怖を感じません。

井戸に通じる扉が実際に存在し、それを自分の目で確認できたところで、私は怖くありません。
私には謎の扉を開ける術がありませんから。
開くことがないビックリ箱を恐れる人はいないでしょう。
何が入っていようと自分には無害ですから。

自分とは無関係の領域の化け物を恐れ、
身近にも同じような化け物が存在すると考え、
その化け物に襲われる可能性を恐れているという人は、
普段どのように生活しているのでしょうか? 別に興味は無いですが。

地下の井戸に話を戻します。
あの怪談は最後に、「誰かあの井戸を突き止めて欲しい」と書いてありますが、
それなら地名などをぼかす必要は無いと私は思うのですがいかがでしょう?

「これを書いたら、昔の仲間なら俺が誰だか分かると思う」
「ばれたら相当やばい。まだ生きてるって知られたら、また探しにかかる」
それなら書かない方がいいと思います。
「でも俺が書かなきゃ、あの井戸の存在は闇に葬られたままだ。だから書こうと思う」
「誰かあの井戸を突き止めて欲しい」
それなら詳しく書きなさい。

ハイリスク・ノータリーンですか?(誤字ではない)

うろ覚えコトリバコ [Occult]

登場人物
原萩子・・・・・・・・都会から田舎にやってきた美少女肉便器
佐藤・・・・・・・・・神主かなにかの息子
鈴木・・・・・・・・・よく知らないけど、たぶん佐藤の女
高橋・・・・・・・・・もう一人くらいいた気がする
神主かなにか・・・・・神主かなにか
じいちゃん・・・・・・死んでる


本編
注意! この文章を読むと霊障でお腹が痛くなる可能性があります(特に女性)。
      まあ、誰だって急に体調を崩す可能性はありますが……。
      便通の悪い女性におすすめかもしれません。

私の友人の佐藤は神主かなにかの息子で、
日頃から霊感が強い事を自慢にしているようなアレな人でした。
神主になるには霊感が必要なのでしょうか? 聞いたことありませんけど。

ある日、佐藤の家で遊んでいると(何をして遊んでいたか、言わなくてもわかりますよね?)、
佐藤の携帯電話に鈴木からの連絡が入りました。
「掃除してたら蔵で面白い箱を見つけたから持っていく」とのこと。
田舎ともなると、箱鑑賞と性交渉くらいしか楽しみが無いのです。

数十分後、鈴木が佐藤の家の敷地内に入った途端(私の超能力でわかりました)、
佐藤の様子がおかしくなり、ブツブツと何かを呟き始めました。
「やべえよ、やべえよ……」「朝飯食ったから(幻聴)」
佐藤は霊能者のふりをする時、いつもこういう調子なので、
私は「ああ、またいつもの発作ですね」と、彼を無視をし、服を着ました。

数秒後、鈴木が2階の佐藤の部屋まで上がってきました。
誰も出迎えていないのに勝手に家に入ってくる図々しい女です。
鈴木は私に挨拶することもなく、佐藤に件の箱を見せました。
すると佐藤の霊能者ごっこもピークに達します。
佐藤は「おいヤメルォォォォォ!」と叫び、床に吐瀉物を撒き散らしました。
そして鈴木から箱を奪い取り、「女がこれに触んな!」とかなんとか……。
私(おそらく鈴木も)は引きました。

しばらくすると、佐藤は携帯電話でどこかに電話をかけ始めました。
「父ちゃん! コトリバコや! コトリバコが出たで!」
「鈴木に取り憑いてるみたいやから俺が除霊したるで~!」
泣きながらそんな感じの事を言っていました。引くというより、もう怖いです。

その後の事は良く覚えていません(本当です。飽きたのもあります)。
なんか「爺ちゃん! 俺に力を貸してくれー!」とか騒いでいました。
箱の名前はコトリバコとかそんな感じの名前らしいです。
凄いPOWERを秘めた呪具らしいですが、形ある呪いなんて火をつけりゃ一発浄化です。
そもそも呪いなんてものが本当に存在するなら、軍や政府が暗殺に利用しているでしょうし、
私が中学生時代に大嫌いだった美術講師も死んでいるでしょう。
そんなわけで呪いを恐れない私は、佐藤の話を軽く聞き流して家に帰りました。
オチとかそういうのは実話なのでありません。落語じゃないんですから。


こんなふざけた文章を書いた私は、霊障で体調を崩してしまうかもしれません。
そうなった場合、最近寒暖の差が激しいのは幽霊のせいでしょう。怖いですね。

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